脚をまっすぐにしたいわけとは?

「そりゃあ、きれいだもの。脚が長く見えるもの。なんだかね、いつの時代も脚がきれいな子は顔がどうであれもてるのよね・・・。いやいや、もてたいからじゃなくて(いや、もてたいです)、服も映えるのよ。ひざがきゅっと締まって、ひざ下がすらっとまっすぐでふくらはぎに程よく筋肉があって、それでいて太ももにいい質感があって・・・

フレアースカートなんてO脚には難しいんだわ・・・。ほんのちょっとの丈ですっごく変わるし・・・。締まり感が・・・。」

今ではO脚とは思われなくなりました。でももっと若いころに治しておきたかったです。なぜならきっと、この膝の痛みはこなかったから。

「見た目」とか「美しさ」とかだけが理由ではありません。

 歌手でタレントの研ナオコさん(63)が舞台公演中に転倒し、「右大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)骨折」のため緊急入院されたことは記憶に新しい事ではないかと思います。

「大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)骨折」

大腿部とは、分かりやすく言えば「ふともも」のこと。そこに入っている骨が、大腿骨です。
私たちの体はおよそ200個の骨で骨格を形成していますが、その中でもっとも長いのがこの、股間から膝まで伸びている大腿骨です。足の付け根で股関節を作り、膝では膝関節を作っているのです。

大腿骨頸部骨折とは、股関節(足の付け根の部分)の中で大腿骨の骨頭を支える頸(くび)の部分の骨折です。(赤色の斜線)

重い上半身を支えているのはまさしく「ここ」。だからここが折れたら・・・痛い、立てない、歩けない。

そんな大事なところが骨折しないように、強い構造で支えられているので、普通の成人の場合ではめったに折れることはありません。多くは転倒して臀部(でんぶ)を打撲して骨折したり、若い人では交通事故や高所からの転落などの強い外力によって起こります。このようによほど激しい衝撃が加わった場合に限られるでしょう。

 

筋力の衰え・骨粗鬆症・視力の低下

ところが高齢者の場合は例外です。交通事故や転落事故などのような大きな衝撃を受けなくても、転倒などの比較的軽微な外力で骨折してしまうのです。
加齢による筋力の衰え、骨密度の減少、視力の低下が影響し、なかでも骨粗鬆症の方は、大腿骨頸部骨折を起こす危険性が高くなります。

骨粗鬆症によって骨の強度がすごく低下してしまったことが原因。骨粗鬆症の程度が強い場合には、骨折が先におこってから転倒することもあるのではないかとも言われているくらいなのです。
また、寝たきりやそれに近い状態になっている人では、骨の強さはさらに弱くなっていて、おむつを交換する時に骨折をおこしてしまうこともまれではないといいます。

入院してすぐ手術、すぐにリハビリが始まります。だいたい在院日数は手術後20日~40日と以前より短くなってきたようです(症状による)。退院後もリハビリが必要です。ところが、

機能予後について説明します。⇒日本骨折治療学会
大腿骨頚部骨折および大腿骨転子部骨折を受傷された患者さんに対しては、早期からの起立・歩行をめざした訓練が必要であり、手術翌日からベッド上での坐位訓練が行われるのが普通です。
歩行能力の回復には受傷前の歩行能力と年齢が大きく影響すると信じられています。受傷前によく歩けていた人は、より回復しやすいということです。
しかしながら、すべての患者さんが元通りの歩行能力を獲得できるかといえば、残念ながら答えは「いいえ」です。大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折では、受傷前に屋外活動を一人で行うことが可能であった患者さんでも、半年から1年後に元通りに近い歩行能力を獲得できるのは、全体の50%程度にすぎません。本人のリハビリテーションに対する努力と、家族の励ましが重要です。

「半年から1年後に元通りに近い歩行能力を獲得できるのは、全体の50%程度にすぎません。」
「本人のリハビリテーションに対する努力と、家族の励ましが重要です。」

いかに大変なことかと思い知らされますよね。

研ナオコさんのことを書いたのにはわけがあります。

退院後の記者会見をたまたま見ていました。その時の研ナオコさんの言葉です。
スケジュールがこの先もいっぱい詰まっている研ナオコさん。早く治さなければ・・・というその思いでいっぱいでしょう。
リハビリをしなくては歩くことができない。

でもそのリハビリが

「痛いんです。怖いです。」

そうお話されました。共感したのです。そうなんだよね。痛いんですよ。痛みがあるのです。

衰えた筋肉を復活させるには

痛みが伴います。ゼロだとは言えません。いわゆる「スクラップ アンド ビルト」。壊しては建設していくのが筋肉です。
そして痛めたところに重心をかけるということが非常に怖いのです。またなったらどうしよう・・・

わたしの場合、
膝に水(血液)がたまる。
腫れる。痛い。
関節が動かなくなる(膝が曲がらない、正座ができない)。
でも動かさなければずっと動かなくなる。
よし、動かそう。痛い。
踏ん張れない。怖い(ガクッとしたらどうしよう)。
でもやらないと治らない。
痛い。怖い。
少しずつ、少しずつ。
大丈夫。
ぐえっ!痛っ!
大丈夫。
少しずつ、少しずつ。
次のテニス、絶対行くんだから・・・

地道な努力でちゃんとやっていれば効果は出ます。それがリハビリ。痛みはあるし、怖い。でもこれを乗り越えなければ大腿骨頸部骨折だと「寝たきり」がやってきてしまいます。

 

「寝たきり」になる原因調査

厚生労働省が、65歳以上の高齢者で「寝たきり」の方の原因を調査した結果です。

「転倒・骨折」がきっかけで「寝たきり」になってしまった。
そしてそれが3番目の原因だという事をちょっと心にとめておかないと・・・・と思うのです。

 

そもそもなぜ転ぶのか?

受傷原因として最も多いのは転倒です。高齢になると運動能力が低下したり、視力障害を合併したりすることが転倒しやすくなることの一因です。

転んでも骨折しないようにする。骨粗しょう症の予防をしなければ。

そもそも

なんで転ぶ?なんで何もないところでつまづく?

緑内障などで視野が狭まったということもあります。
脳や脊髄の病気ということもあります。
貧血や冷え性でということもあります。
サルコペニアということもあります。(サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します。)

どうやらそこまで大変なわけでもないんだけど・・・それでも最近ちょっとね・・・ というのであれば

足腰が弱くなってきたということになります。

「つま先が上がらない」
「太ももが上がらない」
「とっさに方向転換できない」
「からだがねじれない」・・・

これらをすべて「からだが硬くなってきたから」と片付けてしまえるのでしょうか?

わたしは思いません。

足腰が、転びやすい形になっているからだと思います。

ゆがんだ体はゆがんだ筋肉バランスを作り上げ、仕事をしない筋肉が出てきてしまいます。

まっすぐな脚を目指すのは、バランスよく筋肉を使えている証拠だから。

その人の体を動かす筋肉の使い方の癖が、その人の体形を作り上げています。

O脚しかり、X脚しかり、お腹がポコンも、おしりがどてっとしていても、その人の筋肉の使い方の特徴をご本人も知るべきなのです。
このままならどうなる?どこをどう変える?どこを意識する?
おなじ「まっすぐな脚」を作るにしても、人によって課すトレーニングを変える必要があるのはこのためです。

非荷重時、荷重時、静的、動的に骨の配列(アライメント)を見ないと、なかなか癖って手ごわいですよ。

まず本人が気づくと飛躍的に目標が定まります。ここをこうしよう!って。

まっすぐな脚をめざすわけがおわかりいただけたでしょうか?

 

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