「甲上げエクササイズ」の効果!
記事になりました
日本生命さんの冊子、「みらいら」で記事を監修させていただきました。
連絡をいただき、記事になることを了承し、監修させていただきました。
こういった流れをちゃんとしていただけるのはとても嬉しいです。この冊子がお手元にある方はぜひ見てくださいね。
問答からのひらめき
ああ、自分のこの足にアーチがあれば痛くならないのに。(偏平足、回内、O脚、開帳足、外反母趾)
ヒールのある靴も、もっと履いてみようかと思うかもしれないのに。
ハイヒールなんてもう無理なのかな。(5cm以上)
足指は傷だらけになるし、肩こりにもなるし、頭も痛くなっちゃうし。
足の力も弱ってるんだろうなあ。今から足を鍛えて履けるようになるまで待つ?あきらめる?
そもそも足が前にすべるから足指が痛くなるのよね。だから外反母趾にもなったんだ。
前にすべらなきゃいいのに。すべらなきゃ・・・
すべるのを止められたら足先は痛くならないんじゃないの?
アーチを作ってやればいいんじゃないの?(2枚張りで可能)
そんなこんなで目の前にあった「耐震マット」にひらめいた瞬間でした。
これなら止まる!すべらない!
そもそもハイヒールを履くためには
「つかむ」という足裏の感覚が必要なのではないか?
と思ったのです。(誰も言ってませんが)
そうでないと前にすべってしまいます。
靴文化の長い、欧米の有名靴メーカーでは土踏まずにあたるところに「シャンク(チャンク)」というものを入れ、工夫しています。(⇒サルヴァトーレ・フェラガモの靴はどのように作られている?)
本来どうやって履くのが本当なのでしょう?
つま先立ちになって歩き続けるのですか?
そんなはずはない。
だから
いつもつま先立ちになっているバレエダンサーの足の使い方に着目したのです。
甲を美しく出して「つかむ」ように鍛錬しているのが、バレエダンサーたちです。(⇒バレエの世界と足裏とハイヒール)
そして
足の甲を上げる時にいちばん足裏のアーチができあがるのです。(⇒動画からわかる足ゆびの曲げ方を解明!ウィンドラスメカニズムについて)
この形をポアントと言いますが、バレエダンサーはこのように美しく甲を出す動きでは、かかとと前足部で「つかむ」動作をしているのです。アキレス腱を縮めながら伸ばしている状態を作っているのです。
おや?これは私の「縮め伸ばし」の法則と合致しますね。(⇒からだを引き締めるなら「縮め伸ばし」の法則を使う)
本来ヒトが持ち合わせている、その筋力から「バレエ」という美しい舞踏が築き上げられたのでしょうし、この筋力があれば、ヒールのある靴でもしっかり「つかむ」ことができる。
なので、バレエを正しく教えられた方たちは、いくつになってもヒールをうまく履かれているなあというのが実感としてあります。
足裏の筋力があります。
しかし、教えられなかった者にとっては残念すぎるじゃないですか。
研究していくうちにこの「甲を上げる」という動作が
体形を変えることにもつながっていくことがわかったのです。
「甲上げエクササイズ」
「先生、あれすごいわ!」
「踏ん張れるようになった!」
「膝の痛みが消える!」
「ちゃんと立てる!
「脚がまっすぐになる!」
「パフォーマンスが上がる!」
(実は落ちてきている内臓も上がる!膣の訓練に骨盤底筋運動よりわかりやすい!)
O脚やX脚を治すのにも必要です。腹筋を意識するのにも必要です。姿勢を正しくするのにも必要だったのです。
二本の足で、何もつかまずに「立つ」とはどういうことなのか。
前かがみでもなく、お腹を突き出して後ろ重心になるのでもなく、バランスよく「立つ」。
それができなくなってくる高齢者に足りない筋力は、その体の形に表れてくるのです。
思い浮かぶ体の形があるとしたら、ここはいさぎよく、自分の形もチェックしましょうか。
なぜ今回「甲上げエクササイズ」について書いたかというと・・・
「痔」持ちの方からの喜びの声からです。
「トイレであまり踏ん張らないように」と病院で言われるうちに、どうしても「便秘」になってしまうのだそうです。
「便秘」が大敵なのに「便秘」になってしまうという悪循環。それが・・・
トイレで出せるかなあ?の瞬間に「甲上げエクササイズ」をやるだけで「するっと」出るようになったのだそうです。
だから書いてくれと。
嬉しいご報告です。トイレに不安がなくなっただけでも心が軽いと。
膣に関してはちょっと驚きでした。ですが筋肉をたどれば納得なのです。
「つかむ」感覚であって、指を丸めて「にぎる」のではない。
「甲上げエクササイズ」は簡単ですが、コツがあります。やっているうちに他の筋肉を動かすことになるということが実感できる、私独自のものですが、なかなかいいですよ。