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「The未科学ワールド」ナビでの「痛み」の種類にプラスしたい痛み

ルルドの泉
目次

ルルドの泉の奇跡か?

こんにちは。「きこうカイロ施術院」の高田です。
フランスのルルドにある教会の麓には小さな洞窟があり、どんな病気も治ると言われる湧水を求めて世界中から人が訪れます。
奇跡を求めて病気に苦しむ多くの人が訪れ、誰でも癒やしを体験できるように整備され、源泉の水は教会の水くみ場で汲むことができます。

番組では、馬尾症候群を患い、42年間歩けなかった女性ベルナデットさんがルルドを巡礼して歩けるようになったということを科学的に分析していました。

ルルドの泉の水を分析

ルルドの泉の水を法科学鑑定研究所で分析すると
市販のミネラルウォーターと変わらない成分で構成されていました。

馬尾症候群とは

まず馬尾(ばび)とは簡単に言うと
背骨の中を走っている脊髄神経の最後の方にあるものです。終糸がともに並ぶ部位でその形が馬のしっぽに似た形態を示すため、この部位を馬尾と呼びます。

馬尾症候群とは
何らかの原因により馬尾全体が圧迫されて生じる重篤な神経症状をいいます。
・腰痛
・歩行障害
・下肢の神経痛
・足のしびれ
・筋力低下
・下肢の運動麻痺
・排尿・排便障害
・性機能障害

神経への圧迫が強くなると痛みの増悪、足の麻痺と感覚障害の進行、排尿・排便障害があらわれます。

典型的に起こるのは間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。
ふくらはぎなどにうずくような痛みやしびれ・疲労感があって歩行が次第に困難になり、しばらく休息すると治まります。
また歩きだすと再び痛みだすという症状のことです。

高田祐希

彼女の場合は、外科的には痛みや麻痺の元となる要因は取り除かれていたのです。
それなのに痛みや麻痺が42年間も続いて歩けなくなっていたのはなぜ?

そしてルルドの泉の水を飲んだら治った・・・
これは教授も説明されていた通り、馬尾症候群による麻痺が残っていれば、すぐに歩けるということはないのでこれもなぜ?

金岡教授
「ある日突然何かの経験があった後に」
「何か自分の中枢神経系が起こしていた問題を自分で解決できたから治ったんじゃないか」

そして分かってきたことは

脳が痛みを作り出している

ということです。

痛みの種類

滋賀医科大学の福井教授による説明です。

①侵害受容性疼痛

外部からの刺激による痛み

打撲・やけど

明らかな器質的な原因で起こるような関節の痛みなども入ります。

②神経障害性疼痛

神経自体が傷つく痛み

帯状疱疹後神経痛など

もう一つは神経障害性疼痛といって神経自体の炎症とかそういったもので起こってくる。
これまで痛みはこの2種類とされてきたのですが、この2種類に該当しない痛みに苦しむ患者も多く
第3の痛みとしてとらえたものが次です。

③痛覚変調性疼痛

脳の変化による痛み

線維筋痛症など

①②でわからないものを脳レベルでいろんな研究が進んできて、さまざまな脳の変調とか神経自体の問題で起こっているという痛覚変調性疼痛というのを作って3つに分類したという経緯があります。

第3の痛み、痛覚変調性疼痛

痛みは不快情動

不快情動

不安・恐怖など
不安に感じる状況への反応

痛みというのは不快情動でもある

不快情動を感じるところはいっぱいあるがその一つが偏桃体です。

偏桃体

不快情動処理(不安・恐怖の感情)に関与するところ
ここが異常興奮すると痛みが現れる

痛みを抑えるのは側坐核からのドーパミン

痛みを感じるのは

側坐核(痛みの抑制)

偏桃体(不快情動の処理)

側坐核で、痛みを和らげるドーパミンを増加機能が低下すると痛みが強く感じられる

不快情動により偏桃体が興奮状態になると痛みの感受性が上昇する。
側坐核が委縮すると痛みが慢性化する。

第3の痛みを取り除くには

共感すること

不快情動を司る部分が異常興奮しているのを
抑えるには「共感」です。

共感

自分と同じような境遇の人に接し
治癒を目指す人と交流することで共感が生まれました。
側坐核が活性し痛みを和らげる可能性が生まれます。
そしてもう一つは「セロトニン」です。

セロトニンの活性

ベルナデットさんはルルドに行く5か月間お祈りを続けていたそうです。
有田教授によると
これはセロトニン活性からするととても重要です。
座禅瞑想でもみられるように呼吸をしっかりと集中してやるというところに呼吸中枢とセロトニン神経とのかかわりで、脳内環境が変化したと考えられるそうです。

ベルナッとさん
「私は体の内側から温かい感覚を感じました。」
と仰っていますが
体が熱くなるとか幻覚が出るというのは
セロトニンが一時的に大量に分泌されると起こる副作用だそうです。

セロトニンが分泌されるような生活

心も体もいい状態、元気な状態に変えることができるとすれば、それが自己治癒力という表現で説明できるのではないか。

ルルドで祈り、水を飲む。
そこで起きた奇跡は脳によって解明されるかも・・・

というくくりで番組は終わりました。

ペットを飼うだけで痛みが消えるということも
今までにもよく取り上げられてきましたが、
このセロトニンの作用です。

付け加えたい第4の痛み

もしかするとほとんどがここから始まるので第1にしたいくらいです。

④姿勢の作り方の間違いから来る痛み

骨盤前傾、後傾
ひざの過伸展(反張膝)
足の回内

姿勢を作るバランスの間違いから起こる
痛みなので正すと痛みが消える

体に無理をかけているので正すだけで痛みが消えるということはとてもよくあることです。

10年以上痛みが続いていた方の実例

痛みは治まりました。
たくさん歩いても立ち止まることがなくなりました。
エスカレーターを使わずに階段を使うようになりました。
夜ぐっすり眠れるようになり、いびきをかかなくなりました。
運動はできないと思っていましたがやれると思うようになりました。

10年以上痛みがあった歩行

何が正しいのかが分からなかっただけだと思います。
「え?こっち?」
この言葉は何か体に問題がある人からはよく聞く言葉です。

それを正すだけでも痛みは消えます。

だから
病院で検査を受けてレントゲンで確認して処置を受けて、整体でほぐして、運動をして、年齢を加味し心も満たされているのに痛いとすれば、
体の動かし方のどこかが間違っていると考えていいと思います。

興味のある方は一度お越しくださいね。


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