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ハイヒールと「トラス機構」がある足裏、「トラス構造」という建築様式からわかること

目次

「トラス構造」という建築様式

「トラスの家♫」というCMがありました。例えばこのような家です。

あまりお目にかかれない?
いえいえ、いろんなところで古くから使われている建築様式です。

トラスとは?

トラス構造とは部材同士を三角形につなぎ合わせた構造形式のことです。
三角形は力学的に安定しているため、細い部材でも十分な強度を持たせることができます。

複数の三角形で骨組みを作り、強度があるので鉄橋や塔など比較的大きな建築物に使われることが多いのです。

トラスの橋

ちなみに東京スカイツリーも国際宇宙ステーションもトラス構造です。

トラス構造

東京スカイツリー、宇宙テーション

古代ローマ人はその頃すでにトラス構造を木造の橋や屋根に使用していました。
複数の三角形を組んでトラス構造にすると、格段に強く、たわみにくくなることを経験的に知っていたわけです。1889年、パリ万博のモニュメントとして建築されたエッフェル塔もトラス構造です。


そして、ナゴヤドームなど、ドーム球場の多くはスチールパイプを使ったトラス構造です。

トラス構造

住宅でトラス構造があまり見られない理由

こんなにも素晴らしいのに住宅であまりお目にかかれないのは、

①施工が面倒であること
②トラス構造を作り上げるための「せい」(高さ)が必要なこと

なので、一般的な構造物では階高に制約があるためトラス構造は採用できないのです。(出典:建築学生が学ぶ構造力学)

トラス構造のしくみ

三角形であれば、軸の力(直線的な)のみ作用する部材を用いると、それが小さくても細くても、荷重に対しての強度があるということになります。(詳しい事は建築工学で)

この三角形、足裏にも出てきましたよね。

足趾とウインドラス機構

足裏のアーチとウインドラス機構は同じ

足裏のアーチは、つま先立ちになって甲がしっかり出た時に一番高くなります。
(もう一つの方法は足趾だけを反り上げた時です)

これがウインドラスメカニズム(ウインドラス機構)です。

(⇒ウインドラスメカニズム(ウインドラス機構)について)

足裏のウインドラス機構

どの動きの時にあらわれるか

実際の足で見てみると
・つま先立ち
・歩行や走行での後ろ足 「蹴り」の時
・ジャンプ、ホップ、ステップなどバネのある動き

このような動作の時に足裏のアーチは鍛えられ、上がるのです。

足裏のウインドラス機構

足底腱膜の矢印の向きの違いについて

赤色の矢印を見てください。
向きが違いますね。

細かく言うとこのように力の向きが異なるのですが
どちらも足趾が伸びている状態でアーチは上がります。

足趾を伸ばすという事が大事

足趾をしっかり広げて伸ばすと、甲が上がり、このようにアーチが上がります。

高田祐希

ちょっと難しく言うと

ウインドラス機構とは、足趾の根元の関節(指の曲がっているところ)が背屈することによって足底腱膜が巻き上げられ、この足底腱膜の緊張が高まることによりアーチが上がり、足部が安定します。

つま先立ちの時に起こること

つま先立ちでは、足底腱膜が引っ張られ内側縦アーチを高くします。

「足趾を反り上げる」「足趾をしっかり広げる」「足趾をしっかり伸ばす」などの動作をしっかり行うとさらに安定してアーチを上げることができます。

そしてこれらの動きを行うことにより

・甲をしっかり上げる
・ふくらはぎの筋肉を使う
・大腿の後部、ハムストリングスを使う
・お尻の筋肉を使う

ということにつながります。

高田祐希

あまり足趾のことについて言ってる人はいないのですが、これは私の研究結果です。

足趾がとても「かなめ」になっているということは確かです。

足の指がうまく動かない人は(特に小趾)体に何かしら問題が出てきているといっても過言ではないですね。

踏み切る時に起こること

プッシュオフ(踏み切る)時の場合には上図のように後足部を前足部に引きつけます。

さらに踏み切る時は前への推進力が必要です。
推進力というのも足裏のアーチの仕事のひとつです。

写真に入れた文字の通り

「プッシュオフ(踏み切る)時は、ウィンドラス機構により、つなぎ棒となっている足底腱膜の前足部の張力は後足部に移動し、後足部を前足部に引きつける。」

言葉で書くと分かりにくいのですが、手でやってみると次のような動作です。バレエダンサーが予備動作もないのに高くその場でジャンプできるのもこの力です。
足裏のばねは「美脚」「美尻」の要(かなめ)となるわけ(ダンスな会)

「恐竜の足とハイヒール」

「足の指(足趾)はいつも伸ばすことと虫様筋について」

で書いてきたように、この「つかむ」感覚がないと足裏のバネは生まれないのです。

それだけではありません。

ハイヒールはどのように履くものなのか?

足趾の裏とかかとですくい上げる力

足裏のアーチを上げる力とは

「ハイヒールを履くために必要な筋肉」でもあるのです

ハイヒールとは高さがあり傾斜も半端ない靴です。
3cmのヒールでも辛いものです。
これは足裏のつかむ力があってこそ、履けるのです。
決して前につんのめって履くものではありません。

足裏が衰えてきた人のために考えた
「無痛ハイヒール」

でもその力がない・・・衰えてきた・・・

だから片方のかかとを軽く止めてあげよう。
ずり落ちないようにしてあげよう。
そうすると足の指が痛い思いをしないで済む。

それが「耐震マットとハイヒール」(無痛ハイヒール)の技なのです。

日常の動作でアーチを上げられるように

歩行の中で後ろ足の足趾を意識してください。
甲もググっと前に押し出すようにしてみましょう。

家の中で歩くだけでも十分です。

写真で見てみるとウィンドラス機構が働いているのが分かりますよ。

踏み切る直前から足裏のアーチがぐぐっと上がっていますよね。

ペタペタ歩きで足趾で踏み切らない(甲が上がらない)歩行をしているとアーチを上げる機会がありません。

しっかり踏み切ることにより歩幅は広がります。
股関節が伸展するわけです。

足裏のトラス機構

立っている時もアーチがあるのが正しい

立っている時にもアーチはあるのです。
足裏でもトラスが働いています。

アーチ、特に内側縦アーチの機能は、荷重と衝撃の吸収です。

立っている時、足に全体重がかかりますよね。

足部に体重がかかると、内側縦アーチを介して主としてかかとと母趾球に力が分散されるように、足底腱膜がスプリングのように働くのです。

もちろん伸びたり縮んだりです。

この構造が建築学の分野で利用されたわけですね。ちょっとやそっとでは崩れないこの三角形。

矢印は説明の仕方によっては反対方向にもなるので、ちょっと難しいのですが、

この足底腱膜がスプリングになっていない、ならなくなってきたと感じませんか?

足裏がべったり床についているのは間違い

いつの間にか足裏全体を床に付けて立っている。
それが楽だと思っている。

その動きはどんどん足裏の筋肉を弱めていきます。

アーチを引き上げる力がないと
 ⇒偏平足・回内足・浮き指
アーチが動かなく硬くなると
 ⇒足底腱膜炎

偏平足は開帳足にもつながるし、
回内足はO脚の特徴です。
浮き指は足の指で蹴る力がないわけでひざが曲がったままになりかねない。

きっと歩幅狭くなることは間違いなく、股関節の伸展にも影響が出てくるでしょう。(どちらが先かは人によりますが)

だから時々素足の歩行をチェックしてみてくださいね。

高田祐希

足裏のトラスがしっかりしていることは、その上に乗っかているからだの寿命を決めるわけです。
ヒトの体も建築物と同じです。一つネジがゆるんだだけで、全身に影響が出てしまいます。
まず足元から見直してみませんか?
力の入り方が変わりますよ。

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体のことで気になるところがあれば、
是非一度ご来院ください。

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