慢性疼痛とは

 

「痛み」は短期間で起こる「急性疼痛」と1~3か月以上続く「慢性疼痛」があります。⇒急性疼痛と慢性疼痛

そして「痛み」は3つに分けられます。⇒痛みは3つに分けられる

原因がわかって治療を始め良くなっていく、治癒できると自覚できるものはホッとすることができます。不安がどんどんふくらんでいくのが「慢性疼痛」です。

いつになったらこの「痛み」がなくなるの?なんでこうも痛いの?いつまで続くの?

筆者も肩が痛くて眠れなくなった頃、「この痛みさえなかったら、どれだけ幸せだろうか。」と思ったものです治るとあっけらかんとしたものです。あの痛みが嘘のようです。

慢性化する神経障害には神経障害性疼痛というものがありますが、これは筆者の経験した絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)とは異なります。⇒絞扼性神経障害

絞扼性神経障害は末梢神経が、もともと狭い部位を通るのですがまわりにある筋肉、骨などの運動によってさらに締めつけられて障害や炎症を起こすものです。


姿勢を正して(筋骨格を正しい位置にして)運動をすることにより、締められていた神経が解放されると緩解する。

神経障害性疼痛

中枢神経や末梢神経が損傷することによって起こる痛み。
 
 ・糖尿病などの代謝障害によって、神経が障害される
 ・帯状疱疹ヘルペスやHIVなどのウイルスの感染
  によって、神経が障害される
 ・脊柱管狭窄やヘルニアによって神経が圧迫障害される
 ・抗がん剤の副作用によって、神経が障害される
 ・事故やけがなどで神経が切断障害される
 ・がんの腫瘍によって神経が圧迫される
 ・がんの腫瘍が神経に広がる  など

判断として 

・市販の鎮痛薬ではほとんど効果がない ・痛みが長期間続いている
・痺れ感を伴う痛みを感じる
・発作のように強い痛みが、短い期間で襲ってくる
・普段は何でもない程度の刺激に対して、強い痛みを感じる
・少しの痛みが、とてもひどい痛みに感じる
・針で刺したような鋭い痛みを感じる
・電気が走るような痛みを感じる
・感覚が鈍くなる、なくなる      

などがある場合です。

慢性疼痛の特徴についてです。違った角度から考えると。

慢性疼痛のサイクル

・慢性疼痛患者は痛みに敏感である。
・抑うつ、心因によるものが多い。
・長期の動かない姿勢⇒筋力低下・スタミナ不足⇒すぐに筋肉痛
・欲求不満から過食⇒肥満⇒筋に過負担
・運動不足⇒疼痛を抑制する機能の低下
・心肺、骨、筋肉、精神力の低下、家庭不和、社会不適合
・上のような悪循環が発生する。
・このような患者に対して、鎮痛剤、安静の指示は誤りである。
 

慢性疼痛の患者

・評価が困難であり、病変が見出しにくい。
・多愁訴、多くの随伴症状があり、生活の質が低下している。
・病態は個別性があり、複雑でバラエティに富む。
・局所痛ではなく、全身的な疼痛。
・従来の急性疼痛の方法では軽快しない。
・治療が長引く。
・免疫力も低下しており、急性疼痛の治療法を用いると、副作用が出やすい。
・根深い医療不信をもつためコミュニケーションが困難。
・「なぜ、自分の疼痛がなおしてもらえないのか」という怒りがあるにもかかわらず、「医師に依存しなくてはならない」という矛盾。
・その結果「扱いにくい患者」となる。
・「痛がり屋さん」もいる。
・睡眠が障害される。
・うつ状態になる。
・性生活に支障をきたす。
・レジャーや余暇活動を行わない。
・訴訟、補償問題がからんでくる。

出典 http://homepage2.nifty.com/uoh/zutsuu/280manseitsuu.htm#慢性疼痛の特徴大変です。

長引くのだから精神もまいってしまいますよね。ある方は大変な病名をつけてもらわない限り納得できないらしく、有名な大学病院を片っ端からまわり、テレビに出ているお医者様たちのところにも出かけ、どこでも言われることが同じでした。
「ストレスです」と。
たしかに大きなストレスをかかえていらっしゃいました。

そもそもが首を起こす筋力のない方でした。年齢的にもからだづくりをするべき時期でしたが
「それ、嫌なの」と。
「そこなんですけどね。大事なのは。」
本人も本当はわかっている。二人して大笑いしました。

わかっているけどからだを動かしたくない。

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