こんにちは。
きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。
今回は【首のしわ　梅干し顎】の取り方です。
ヒアルロン酸やボトックスを若い頃から打つ人がいますが、
そもそもどうして「しわ」ができる人とできない人がいるのかを知っていないと優しい美容整形外科医の思うつぼです。
次はココ、その次はココと止まらなくなります。
そうなると弱化する筋肉が及ぼす影響は計り知れないですよ。
ちょっとやってみよう！ぐらいなら全くOKですが、その沼にはまっている人は別の問題がありそうですね。

首のしわはどうしてできるのか

平気で解剖の画像を上げる私ですが、この勉強を始める前はいっさい骸骨（がいこつ）や内臓のような画像は見れなかった人間でした。勉強しだしてからは、とにかく覚えなければならなかったので怖いだのなんだのなんて言ってられませんでした。
今は本当に「よくできてるなぁ」と感心して感謝して体の画像を見ています。大事に時に厳しく、うまく使えば長くよくもつのではないでしょうか。

広頚筋によるしわ

年を重ねて弾力性がなくなってできる場合の原因は広頚筋（こうけいきん）です。

筋肉には種類があるのですが、意識して動かすことができる随意筋（ずいいきん）というものがあります。
骨格筋は骨と骨をつないで姿勢を保ち、体を動かすための筋肉です。
頭部表面にある筋肉（顔面筋）は頭蓋骨から顔の皮膚につながっているので「皮筋（ひきん）」と呼ばれます。
顔面筋はその動きにより表情を作るので「表情筋」とも呼ばれます。

広頚筋は「皮筋」になります。
この筋肉の始まりは顎（あご）で首から鎖骨を超えて胸の部分にまで至るので
この筋肉が収縮すると
・口角は下がり
・首の皮膚に多数のしわができます

石原さとみさんで有名になった胸鎖乳突筋は？

胸鎖乳突筋は骨と骨にくっ付いています。
屈曲、回旋、側屈という動きを担当しています。
この筋肉が硬くなると首自体の動きに制限がかかります。

「じゃあ動かせばいいのね」

と背中を丸めて首を前に倒したままやっても意味がありませんしさらに悪くなる可能性もあります。
この筋肉は胸骨(胸の真ん中にある骨）に付いているので、そこを押さえて首を動かすことが推奨されていると思います。

どちらでもまずやってみることです。

広頚筋は「梅干し顎」とも関係があるので次に進みます。

梅干し顎

泣く時の表情は人それぞれですが、
悲しい時や酸っぱいものを食べた時にオトガイ筋が働いて強く収縮すると
顎の先に「梅干し」のようなしわがよります。
当たり前の動きです。

また下唇下制筋（かしんかせいきん）や口角下制筋は広頚筋と同じく口を下に下げる働きをします。
口を「イーッ」と横に広げてみてください。
その時に使っている筋肉です。

下げるという動きもやらないと首は締まりません。

肩を上げてしまう人

前回、胸板を作る　バストアップのために大胸筋を拡げるという事をお伝えしました。

YouTubeで説明しています

首のしわ梅干し顎

現時点で６１歳の私の首で行っていますので参考になれば幸いです。

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私が治療家になるべく勉強しだした時に始めて知って驚いたことをのせていこうと思っています。
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