「気」の不調・・・「気逆」

眠れない

生命エネルギーを表す「気」が足りないと
「気虚」という状態になります。
⇒「気」の不調・・・「気虚」

生命エネルギーを表す「気」が
滞っていたり、うまく流れていないと「気滞」
という状態になります。
⇒「気」の不調・・・「気滞」

ではその「気」が逆流したら?

「気」は通常、東洋医学では
こんな風にからだをめぐります。

口 から飲食物を取り入れる。

脾・胃で飲食物を消化しエネルギーを
作る。

↓このエネルギーは脾の力で
↓肺に送られる。

肺 で鼻から取り入れた大気と飲食物
からできたエネルギーを結合し、
「宗気(そうき)」を作る。

「宗気」は「営気(えいき)」
(身体に栄養を与える気)と
「衛気(えき)」(身体を守る気)に
分かれる。

↓「営気」と「衛気」は肺・脾の力で
↓全身に送られる。

「営気」と「衛気」は
経絡を通り、全身をめぐる。

知っている方だと
ここで「水穀の精微(すいこくのせいび)」
「先天の気」
「後天の気」
「外邪」
「気化作用」
「それは中医学で言う脾でしょ」
なんてことも気になるかとは思いますが。

ここで言いたいのは
いろんな「気」があって
それぞれに働いて
生命活動を維持しているということなんです。

「気功」は「気」をまわす運動

私は医学気功師です。
(カイロプラクターでもありますが)
中医学を勉強した気功師のことです。

太極拳の元となる「気功」は
体内の「気」の流れをよくし
強くする運動です。
家々によって門外不出の特技が
あみだされてきたわけです。

皮膚から「衛気」をふきださせて
外からのウイルス(外邪)の侵入を
阻止するとかね。
そのためには深い呼吸が必要です。
「気」を意識して体内でまわすのです。

難しいですよ。ほんとに。

肝気、心気のようにぞれぞれの
器官の気もあるのですから
ひとつひとつ意識してからだを
動かすうちにからだはポカポカ。
元気になるのはまちがいない。
できているかどうかわからなくても
やっていると足腰が強くなります。

ただね。
地味なんですよね。
(こんなこと言っちゃいけないか)
地味だけどきついから鍛えられるのです。

太極拳の方が華やかです。
私もいまだに持っていますが
剣や刀を使ったり
後に少林寺憲法にも枝分かれします。
演舞までありますからね。

「気逆」

話を戻して
こんな「気」は通常下方に収まります。
それが逆流して上部に突き上げて
トラブルを起こすのが「気逆」です。

症状は?

・めまい
・不眠
・動悸
・のぼせ
・イライラ
・せき
・頭痛
・げっぷ、吐き気

原因はなんでしょう?

・飲食の不摂生
・過度のストレス
・強い怒りの感情

「気滞」に含む場合もありますが
あえて私は「気逆」を別に考えます。

「怒り」が強いから。

病院に行くとだいたいこんな症状だと
「自律神経失調症ですね。」
「更年期障害ですね。」
と言われる場合が多いのでは?
最近だと
「逆流性食道炎」も候補かも。

からだに負担のかかる、
よけいな薬を飲まないでいいように
ちょっと何かに怒っていないか
考えてみてもいいですね。

わかると案外ほっとするものです。

有名なものを書いておきます。

肝化上炎(かんかじょうえん)
激怒による肝気暴張(肝気が爆発し
そうな勢いの状態)や肝気鬱結が、
長く続くと、熱を生じ、火となって、
肝火が上逆して特徴的な症候を
呈します。
舌質は、紅で、
舌苔は、黄になります。

症状としては、赤ら顔、目の充血、めまい、
耳鳴り、口苦感、激しい頭痛など顔面に
熱症状として現れます。

肝化犯肺(かんかはんはい)
肝気の滞りが長時間にわたると、熱を
持ち、火に転じたりすると、あるいは、
熱邪が肝経にこもって肺に侵入したり
すると、肺陰を消耗して、肺の
陰液不足をもたらす。
肝は、疏泄(特に肝から肺へ上方向に
気を巡らせる)を主り、
肺は、粛降(下方向に巡らせる)を
主ります。
この両者が協調することによって
正常な健康状態を作り出します。
もし肝火が上昇して肺の粛降が
損なわれると、
気逆(気の逆流)を起こし、
激しい咳をします。
肝は、目に開竅しますので、
肝火が上昇すれば、目が赤くなります。
頭に上れば、イライラして
怒りやすくなります。

治療法は
 降気(「気」を降ろす)・鎮静です。

「気滞」とほぼ同じと考えていいと思います。

強いものも
弱いものも
善のひとも
悪のひとも
ひとそれぞれの「怒り」があります。

おろしてあげましょう。

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