⑭陰陽五行がわかる!その感情は内臓から

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五志

五行、五季、五臓五腑、五味、五竅、五液、五体
に照らし合わせて書くと
五行 木 火   土   金   水
五季 春 夏   土用 秋   冬
五臓 肝 心   脾   肺   腎
五腑 胆 小腸  胃   大腸 膀胱
五味 酸 苦   甘   辛   鹹(しょっぱい)
五竅 眼 舌   口唇 鼻   耳
五液 泪 汗   涎   涕   唾
五体 筋 脈   肉   皮毛 骨
五志 怒 喜   思   憂・悲 恐

 

「怒り」と関係が深い

肝の気には「動きが急で激しい」「活発」などの特徴があります。これを昔の人は軍隊を率いる将軍に
たとえ、肝を「将軍の官」とも呼びました。

肝の気は常に動き、体内の臓腑や器官、精神状態に影響を与えます。
「通りをよくする」
「上昇する」
「発散する」
「下降する」
これらの動きをまとめて
「疏泄(そせつ)」という言葉であらわします。

肝の疏泄は
1、「気の流れ」「血の流れ」「水の流れ」に影響します。
2、消化活動に影響します。
3、精神活動に影響します。
4、女性特有の生理機能に影響します。
5、男性特有の生理機能に影響します。

疏泄の異常には「不足」と「過剰」という二つの現れ方があるのですが、怒りには、気や血を上逆(上に向かって爆発)させる作用があると考えます。「怒り」が生み出す変化と「肝気の過剰な働き」が生み出す変化は同じなので、肝は「怒り」と関係が深いとされるのです。

 

「喜び」と関係が深い

感情の中で、心に対応するのは「喜び」です。喜びには、心の働きをよくする作用があります。ただし、「喜びすぎ」は、心も体も不安定な状態にしてしまいます。

笑いが止まらなくなる。挙動がおかしくなる。ちなみに心は五臓の中心でもあるので「君主の官」です。

 

「思い」と関係が深い

感情の中で、脾に対応するのは「思い」です。「思い」には、「思考・思慮」などのほか「願い」の意味も含みます。
日常の「考える」「思う」は問題ありません。「考えすぎ」「思いすぎ」などといった不正常な思いが続くと、気の流れが滞り、脾の運行を受け持つ働きや、気を上昇させる働きが弱ると考えます。

反対に脾胃が病気になり、脾の気が弱まっても、人の「思い」や「意識」に影響し、「気持ちがふさぎがち」「考え込みやすくなる」などの症状が現れることもあります。
また、脾胃の働きが悪くなると、体内に水液や痰などが停滞し、これもまた精神の病気や、不眠・健忘・癇癪などを起こす原因の一つになります。

 

「憂い」「悲しみ」と関係が深い

感情の中で、肺に対応するのは「憂い」と「悲しみ」です。「心配する」「気が塞ぐ」「つらい」なども「悲しみ」に
通じます。これらの感情は気を消耗させます。肺は気を受け持つ臓なので気の力弱るということは肺も弱るということです。
反対に肺が弱っているときには、気が塞いだり、悲しくなったりしやすくなると考えます。

 

「恐れ」と関係が深い

感情の中で、腎に対応するのは「恐れ」です。腎の気は、主に体の下部から出る液体を管理しています。具体的には、大小便・精液・経血などが不必要に外に漏れないように管理しています。
恐れが腎と対応しているということは、恐れは腎気の働きに影響しやすいということです。
つまり、強い恐れは腎気を乱します。「恐ろしくておしっこをもらした」となるわけです。