⑨陰陽五行がわかる!季節による特徴的な病気。
五臓・五腑
五行、五季と照らし合わせて順番に書くと
五行 木火 土 金 水
五季 春夏 土用秋 冬
五臓 肝心 脾 肺 腎
五腑 胆小腸胃 大腸膀胱
となります。
「陰陽五行理論」では、人間の体も自然界になぞらえて、各臓腑器官を五行に配当します。
木=肝 火=心 土=脾 金=肺 水=腎さらに胆、小腸、胃、大腸、膀胱の「五腑」が、五臓を補助する役目を担い、
肝と胆、心と小腸、脾と胃、肺と大腸、腎と膀胱は一体となって働きます。
これが「五臓五腑」です。
「五臓六腑」はこれに三焦(さんしょう)という腑が加わります。
肝の働きが乱れる春
めまいやのぼせなど、春の陽の気の高ぶりのよる症状は肝機能の異常亢進によってもたらされると考えます。肝に貯蔵されるべき血液がおさまらず、陽の気とともに上昇して上半身に滞り、その結果、頭に血が上って、のぼせやめまい、不眠、頭痛、肩こり、高血圧を起こしやすくなります。
心臓がオーバーヒートしてしまう夏
夏は「心」と関係が深く、気温が上昇し、湿度が高くなると心臓に負担がかかるとされます。「心」は解剖学的な心臓とは
異なります。「火」にあたるのが夏です。太陽の作用が最大のときであり、燃えさかる「火」は上へ上へと向かって
広がります。人体の中で「火」をつかさどっているのは熱源である心臓であり、全身に運ばれて体温を保つ血液です。
食べ物を吸収し、エネルギーに変えて熱源とする小腸は「小心臓」とよばれて「火」の支配下に置かれます。
つまり 「心」は心臓、血液循環器系や小腸を含みます。「心」がオーバーヒートすると
胸が苦しくなり、脈が早く打つ頻脈になったり、不整脈を起こしやすくなったりします。血液循環が悪くなると動悸、息切れ、不眠、動脈硬化、心筋梗塞につながります。
脾胃が疲れやすい土用
西洋医学でいう脾臓とは異なり、胃や消化器官、口などを含めた消化吸収を担う器官を総称して「脾」と呼びます。解剖学的には「膵臓」に近い。脾胃が元気であれば、体全体が元気になり、長生きの条件は、胃腸を丈夫にすることです。本来、病気は気候風土の影響を受けやすいので、湿気が多いと胃腸が障害をうけやすいのです。
空気の乾燥が肺への影響となる秋
実りの秋ですが、朝夕と昼間の気温差が激しく空気の乾燥が著しくなります。乾燥した空気にさらされていると、皮膚や髪はかさつき、口は渇き鼻や口から吸い込んだ乾いた空気が肺を侵して呼吸器系の症状が起こりやすくなります。
腎の弱まりとエネルギーの低下する冬
腎は全身に精力を与えて粘り強さや根気を生むところ。
免疫力や防衛力のかなめでもあり五臓五腑の機能活動も支え、心身の成長発育もうながします。そして体内の水分代謝をコントロールするところでもあり、腎機能が衰えると、
尿の出が悪くなり、むくみ、冷え、貧血、膀胱炎、下痢、下肢の冷感、四肢のだるさ、腰痛、神経痛、リウマチ、便秘、婦人病、インポテンツ、足腰の弱り、難聴、耳鳴り、 視力低下、白髪、物忘れなどがみられます。
腎の弱りは「老化」です。
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