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足裏の「胼胝(たこ)」も皮膚を動かすことで柔らかくなる

目次

ひざに痛みのある人は皮膚も硬くなる

足のケア

こんにちは。きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。
体の形を変えることが得意な私ですが、ひざ痛の本を出していることもありひざの悩みを抱えてこられる方とたくさん出会います。

ひざが痛い
階段が辛い
正座ができない
歩けない

このような方々の足の皮膚はどうなっているかというと・・・硬いです。
年齢によっての違いもあり全員ではないですが、足裏も胼胝(たこ)や角質が厚くなっている人が多いように思えます。
手入れをしたくてもひざを曲げられないから、しゃがめないから、できないままになっているのではないでしょうか。

足指がうまく使えていない人(足指裏で蹴ることができていない人)、
浮指になっている人は床からの反力を受けないため、巻き爪になっています。
爪の色が黒くなっている人もいます(血行の悪さで)。
爪も歳とともに乾燥状態。
ふくらはぎやすねの部分も皮膚がカサカサになり粉が吹いたようになっているのにも案外ご本人が気づいていないのかもしれません。

これらはすべて、筋肉を動かせていないから血行が悪くなり栄養が行き届いていないということも原因なのです。

痛みを取るのが先かお手入れをするのが先か

筋肉を動かすことが良いのですが、まず足のお手入れをしてみてはいかがでしょうか。

そのお手入れをするときの体勢をとることが運動になります。
背中(というより腰骨の上あたり)を丸めてお腹をひっこめる。この動きには腹筋が必要なので、腹筋が苦手な人にとってはつらいはずです。

高田祐希

「体育座り」をまるで悪いことのようにとらえている人が多いですが、正しく座れれば、腹筋力が鍛えられます。西洋人の体の作り方ばかりを参考にしている人が多いように感じます。
肺を圧迫するという記述もありますが、それは胸を起こす力がないからなのとそもそも正しく指導をできる人がいないからでしょう。
何よりも子供たちに長い時間同じ場所で同じ体勢を取らせている教育の現場の指導者側の段取りの悪さですね(現場にいたので分かりますが)。骨盤を後傾させないとそもそも腹筋に力は入りません。これは西洋人でも同じです。ただし西洋人は背筋が強く、弱い腹筋を賄えているということも考えられます。我々とは異なります。

髪が短いと腕を上げてドライヤーをする時間は短い。(腕を上げるなんて動作は日常でほとんどない)
お顔のリフトアップを目指して腕を上げてマッサージをする動作を続けることは、実はかなりのトレーニングです。
行っている人が美しくなることは当然ともいえます。

まずは触ること

まずは足・脚を触りましょう。
動かしましょう。
足指をグーパーさせるのはとてもいいこと。
ふくらはぎをもむのはとてもいいこと。
そこで終わらないで「立ち上がる」「速く歩く」「大股で歩く」「跳べる」ことです。

そうすると血が回りますから皮膚が潤うようになります。もちろん口から入る栄養も必要ですが。

胼胝(たこ)について

なかなか柔らかくならない胼胝(たこ)ですが、
動かすようにすると硬くなるのが遅くなります。
どこかに痛みが出ると「動かさないようにしよう」としてしまいがちですが、それでは動かない体になってしまいます。
まずひざ関節を攻略しましょう。
図にある動きをやってみるだけでいいので動かします。

自分の苦手な動きを知ること

O脚を治して下半身をスリムにするにしても、
X脚を治してお腹をスリムにするにしても、
脚を細くするにしても、
まっすぐにするならなおさら。
ひざが痛い人にとっても
腰が痛い人にとっても

自分の苦手な動きを知ることが一番の早道です。
右足と左足のやりやすさの違いを知ることです。

体重が減ればいいってものではありません。
動ける体を作るためにそのヒントを若いころから知っておくことがどれだけ大切か。
年々そこの重大さに気が付くはずです。

ひざ関節の動きと目標可動域

ひざの動き
・曲げる  (屈曲)
・伸ばす  (伸展)
・内側に回す(内旋)
・外側に回す(外旋)

ひざ関節の動き

ひざの屈曲と伸展

屈曲と伸展は日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会の「関節可動域表示ならびに測定法」に準じています。
ひざが曲がらないのはまずい。
ひざが伸びすぎているのはまずい。

ひざの屈曲と伸展

ひざの内旋と外旋

ひざ関節の内旋と外旋は上に記した学会では表記されていないので、「身体運動の機能解剖」(医道の日本社)を参考にしています。
この内旋と外旋の動きがとっさにできない人がいます。
つま先は上がって足首が曲がった状態で行います。ひざ痛の方でこの動きができていないひとは多いです。つま先がだらんと下がっているままなのです。

ひざの内旋と外旋

足部での内がえし、外がえし

上の内旋、外旋の動きをやってみていると、どうしても足部の動きも加わってきます。
定義となると難しくなるのですが、「筋:機能とテストー姿勢と痛みー」ケンダル著の基本肢位を参照することをおすすめします。
「回内、回外」「外がえし、内がえし」はいつも頭がこんがらがるのですが、詳しい説明がのっています。
それでもわからなくなるのでこんな画像をどうぞ。

あ!踏んじゃった!のポーズをとってみる

踏んじゃったのポーズ

「あ!踏んじゃった!」
という時のポーズで内がえしと外がえしを表してみました。
ひざの内旋外旋だけとは動かしている筋肉が違います。
どちらのポーズが苦手でしょうか?

まずはやってみてくださいね。
足裏のトレーニングは次の動画を参考にしてみてください。

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