回内足と扁平足(偏平足)は厳密にいうと異なります。
スポーツ選手などで、足裏の筋肉が発達し盛り上がることにより、扁平足(土踏まずの形が崩れて足裏全体が平たくなった状態のこと)になっている人はたくさんいます。
土踏まずを上げる力がなくなって扁平足になっている人も要注意なのですが
それよりも気を付けなければならないのは「回内足」です。
脚の形にも影響します。
こんにちは。
きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。
「回内足にはなるな」の動画から「回内足の治し方」そして「外反母趾のしくみ」を知って欲しいなと思います。
10代の男子の動画
たぶん靴を履いていたら分からないと思います。
素足で歩いている様子を見て何か気付いたとしたら素晴らしい。
「これのどこが悪いんじゃ」
と思った方は要注意です。
最近街中を歩いていて思うのですが、歩くのが遅い男性が気になります。歩幅も狭い。
転ぶ男性も何度か見かけたことがあります。
うちに来られる方からよく相談を受けるのは、ご本人はもとより、実は「夫」の事だったりします。
足が回内足になっているとバネは使えません。だから歩幅も狭まります。
それから前回お伝えしたように、ハンマートゥの足指だと足裏のアーチは落ちるので血行にも影響があり、疲れやすくなります。
高齢者の場合は年に1~2%程度筋肉量が減少していくとの報告があります。
下肢には筋肉量が上肢より多いので加齢に伴う低下率が3倍になるというのは恐ろしい話です。歩行速度と余命には関係性があるということを知ったならば
「若い頃からの正しい足の使い方」は一生ものだと思いませんか?
自分の足が回内か回外かは次の記事で分かりますよ。
回内足と外反母趾との関係
足が回内していても外反母趾にならない人もいます。
例えば母趾の床を押さえる力がやたら強い人などはまっすぐのままです。
が、ひざが内側を向く、O脚やXO脚傾向にある脚の使い方をしている人は「力のベクトル」が母趾の付け根に向かいやすいです。あえてここでこちらの「脚」にしているのは、股関節の向きが関わるからです。
とはいってもなってしまった外反母趾を何とかしたい。
私もその一人です。
そして外反母趾だと何ができないかに気が付いたのです。
母趾が曲がらない(底屈ができない)
そこでさらに発見したのが、母趾をまっすぐにしてやると曲がるということ!
こういうなんか、くだらないけれど大事なことは専門書には載っていません。
実はこの母趾を屈曲させる「長母趾屈筋」は土踏まずを上げる筋肉でもあるのです。
足裏アーチが落ちた回内足と外反母趾は大いに関係するのです。
足底板に頼って美脚にすると回内足になる危険があることをご存知でしょうか
O脚用の足底板やサンダルというのがありますが、傾斜があり小趾側が高くなっているのをよく見かけます。
確かに履いてみると脚がまっすぐになったように見えますが、それでは根本的な解決にはなっていません。
足が回内足になってしまっているのです。
O脚はもともと小趾の押さえる力が弱いのですからこれではまずい。
じゃあ、母趾側を高くしたらどうなるかというと5つ目の動画につながるのですが
母趾の付け根の押さえが弱く(腓腹筋の内側が発達しない)、母趾の屈曲ができない(アーチが上がらない)O脚にはうまくいかないわけです。多分変則のガニ股になっていくでしょうね。
うちには過去にO脚を治そうとして整形外科や整体院で足底板を買ったという人が数多く来られます。
治らなかったわけです。
足りない筋肉を鍛える方が早いのです。
誰も褒めてくれない
時々
「私は頑張っているのに・・・」
と感情が爆発しそうになっている人を見かけます。
人によって異なりますが、若い頃と違って年を経ていろんなことを経験していくうちに生きている意味が分からなくなってしまう時があります。
「これだけ家族のために犠牲をはらっているのに」
「こんなにも家族を優先しているのに」
「こんなにも我慢しているのに」
唯一の楽しみにしている「パン」「お菓子」「食事」「ごはん」「お酒」・・・までも我慢しなきゃいけないのか。
そうやって食べ過ぎて実は自分の体をいじめています。
筋力があればいいのです。
でもそれがないと重さに耐えられなくなって足やひざが悲鳴を上げます。
一生ダイエットをするわけではありません。
せめて1日。
せめて3日。
せめて1週間。
何で感情が安定しないのか。相手のせいでもあるし、もしかすると年齢のせいかもしれません。
高齢者だと認知症の兆候かもしれません。
せっかく頑張っても誰も気づいてくれない。認めてもくれない。褒めてもくれない。
そう思って気分が落ち込むかもしれません。
いやいや誰かはちゃんと見ているものですが
まず、他の人と比較するのはやめて自分の未来のためにやるんだと心に決めてください。
ただやる気になれないのにもわけがあります。それが
感情の老化
40代から前頭葉の萎縮が始まるのです。
肉眼で確認できるほどに進むと、30代までのその人と比べ、意識や創造性といった要素が明らかに乏しくなるそうです。
原因の一つが「セロトニン」の減少です。
神経伝達物質であるセロトニンは、ほかの神経伝達物質の
ドーパミン(喜び、快楽に関係)
ノルアドレナリン(恐れ、驚き、鎮痛に関係)
などの情報をコントロールして精神を安定させています。
若い人でもセロトニンが一時的に減ると「うつ症状」が出ることがあります。
意欲低下、イライラ、体中がどこかしら痛いなどという不調は多くの高齢者で見受けられるものです。
「肉類を食べましょう」と言われるのは
このセロトニンを作る材料の1つは、肉類に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸だからです。
同じことばかりやらない
決めつけない
自分の意見以外も考えてみる
といったことも予防になります。
回内足の治し方
こちらでも分かりやすく説明しています。
一度この足にしたままスクワットをやってみてください。
いすから立つ、座るをやってみてください。
もし何も感じないとしたら
元々できているか、お腹をさらに反りだしているか、ひざの過伸展をさらに強くしているか、首を前に倒す力を強くしているか・・・です。今まで使ったことのない(あるいはあまり使えていなかった)筋肉に反応が出ると思います。
YouTubeでまとめました
よろしければ一度ご覧くださいね。
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