こんにちは。
きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。

太もも前が太い
太ももの前が太い。
脚が太いのとは違います。太ももの前が太いのです。
これは男女関わりなくあることです。
数ある私の所のデータから読み取ると、その方たちの特徴は下の画像に相当するタイプの方です。
今現在太もも前が太くなくても姿勢の取り方にこのような傾向があると
後に太もも前が張るようになると断言できます。
それにはちゃんと理由が存在します。
重心のとり方に癖があるので、筋肉の使い方のバランスが悪くなっているのです。
人生前半期の「太もも前が太い」

人生前半期はまだまだ自分のやり方で、人によってはガンガン運動もやり
「これのどこが悪いの!」
「親もそうだから遺伝なの!」
「やり方を変えたらいつも通りに動けないの!」
という声も何度か聞きましたね。
まだ動けます。全然余裕で動けます。
ですが、一応このタイプの人の特徴を出しておきます。
骨盤が前傾しているタイプで反り腰です。
だから
股関節が屈曲状態なので、放っておくとお尻の筋肉は使われないので下がります。
ひざが過伸展しているので過伸展させる太ももの前の筋肉ばかりを使います。
偏平足で足が回内していることもバネのないからだの使い方をしている証拠です。
バスケやバレーボールをしているのに実はあまりジャンプ力がない・・・というのはこのタイプです。
懸命に部活に取り組んでいるのに成果が上がらない
といってきてくれた10代たちは男女関わらずみんなこのタイプでした。
足裏を使っていないので(ということは脚の後ろ側)
負担が太もも前になります。太くなる、そしてひざが痛くなる・・・部活が続けられないということになります。
そしてこのタイプがその後どうなるかというと次の写真です。
人生後半期の「太もも前が太い」

人生後半期になると写真のなかの文字にあるようなことが起こります。
腰を反っていると腰痛がやって来ます。
だからそれを緩和させるためにひとはひざを曲げるようになります。
前かがみは続くので足先で支えるようになり指を丸めます。
歩行も足を交互に置くだけで「蹴る」動きが入っていないのです。
お腹を凹ます力が弱いのでお腹の肉が気になるだけで終わらず、胸を引き上げる力が弱まる・・・
ということは呼吸器系に問題が起きやすく、たいてい「呼吸が浅い」と認識している人が多いです。
足の爪の状態が悪くなっている人を見かけませんか。
娘や息子、親族にも隠している人も多く気付かれていないかもしれませんが
足の爪の色が悪い
足の爪の形が悪い
足の爪が乾燥して肥大
水虫ではないのです(別の症状がある場合はちゃんと病院に行ってください すぐに治ります)。
そしてこれは年齢のせいでもありません。ところが
「歳だから」
と自分で勝手な解釈をしていますね。
これは足先まで血が回っていない、血行の問題なのですがね。
尿もれに関しても同じで「歳だから」だけではないのです。
なぜならすべての人がもれているわけではないので。
TVのCMを見ているともれるのが当然のようにして商品を売っているので勘違いしてはいけないですよ。
もれても大丈夫!パッドがあるから!・・・ではなく
もれない若い体を維持しておく、そのための知識を持ってほしいわけです。(若い人でもれている人がいるので)
「歳をとるともれるのが当たり前なんだ」と若い人に思い込ませるのは、良くないと思います。

前回の記事でも書きましたが
「わかる」と「できる」は違うのです。

動きをまねているだけで使っている筋肉を変えることができなければ
太いところがさらに太くなってしまうんですよ。
きっと私のように太さで悩んできた人なら経験があるのではないですか?
ありきたりなお勧めのありきたりな運動をやっているとさらに太くなってしまったというものです。
それをそこらのトレーナーなどという人に相談したら
「やり続けることによって筋肉が締まっていきますから」
などとそれらしい言葉を言われて、自分の努力のなさのせいにされたりした経験があるのではないですか?
そして
せっかくトレーナーが正しく指導しているのに
自分自身も体の動かし方を変えようとしなければ(意識)
筋肉を感じないのです。
「初めて感じたかも!」
とよく言われますが、嬉しいことです。
そして一度肉体で感じるとそれを再現しようとする(意識)ので
分かればこっちのものです。
使う筋肉を変えてもそれは写真や動画に映らない
「じゃぁそれを動画で出してくださいよ」
と思うでしょ?
同じ動作を使う筋肉を変えて行なったとします。
でも
映像ではほとんど何も変わらないのにきつい動きに変わります。
あまりそこらに詳しくない指導者だと
動きができていれば「OK」、回数ができれば「OK」としてしまうと
ほとんどの人が自分の癖のままやり続けてしまうので太いところはさらに太くなってしまうのです。
長い間続けているのに
楽しく続けているんだけれど(それが目的ならそれでいい)
なんだか長い間やってる割には太さにしろ、痛みにしろ自分の悩みがホントはあまり解決してないな・・・というのであれば
たいがい、やり方を少し変えるだけで効果は出ます。
そのためには
まだ覚醒していない筋肉をはっきり感知する必要があります。
太もも前が太いとこの先どうなるか
上の写真にちらっと書いておきましたが
一番気になるのは
防御性収縮
筋スパズム
といったものです。
何かしようとすると反射的に筋肉が収縮してしまう。
このタイプの人たちだと
太もも前ばかりが反応してしまうのです。
そしてそれが何に影響するかというと
片脚立ちができなくなるのです。
そしてそれは認知症に繋がる・・・という事はまた書きます。
切羽詰まっていない方はスルーの話だと思うのですが、速めに筋肉の使い方を切り替えることをお勧めします。。
太ももの前以外の筋肉を使う事!
これに尽きます。
そのためにはお腹を引っ込めたまま、股関節が伸展できること
脚の後ろ側の筋肉を使っていることを感知できること
それは
脚を細くすることと全く同じです。
ならなかったらやり方を間違っています。
分からなかったら一度来てくれたらいいのに・・・とつくづく思う。
そして分かったら、自分にとって苦手な動きをしっかりやり続ける・・・
それがある程度できた人は、そのほかでも間違いがない人生になりますよ。
目標の動きはこれ!
土踏まずを上げた状態で
股関節の伸展の力と
股関節の外旋の力と
股関節の内転の力を
お腹を凹ませ
胸を持ち上げ
腕は下げ脇を締めて作り、一生立てたらいいわけです。
ここであえて体の後ろ側の力を言ってませんが
本来できているはずの上に書いたような動きをするには
当然、体の後ろ側の筋肉にも自然に力が入っているものなのです。
お読みいただきありがとうございました。
多くの人のお役に立てますように。
高田
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