足裏の力がないから
耐震マットを利用する
足裏のアーチが大切なことを書いてきました。
足裏には3本のアーチがある
赤ちゃんの足に土踏まずはない。いつ作られるのか?
足裏アーチと背骨のS字カーブと自律神経失調症
足底腱膜が弱いのはアキレス腱とつながっていたから
加齢や激しい運動でも失われていく足裏のアーチ。
NHKの「ためしてガッテン!」でとりあげていただいたように、ヒールのある靴をはくとすぐに疲れてしまう足だからこそ生まれた「無痛ハイヒール」の技でした。
靴の中で足がまえにすべってしまわないように
耐震マットで少しかかとを固定してみたのです。
医学的にも無理がないとお墨付きいただきました。
どんな靴にも有効です。
トゥシューズを履くために必要な足裏の筋肉はすべての人に必要
バレエの世界では当たり前のことなのに世間では知られていないことがあります。
私は大人になってから
バレエは基礎だけを少し、
ジャズダンス、HIPHOP、太極拳(演舞を含む)、気功とテニス以外にやっていたのですが、
娘はバレエをしっかりと習っていました。
バレエダンサーがどんな風にからだを作っていくかなどもその頃は興味ももたずで先生におまかせしているだけでした。
新しいバレエスクールでトゥシューズを履くために突如課された難題は、私にとっては
「そんな動きが人間にできるのか?」
というものでした。
しかしそれが後の「無痛ハイヒール」や「ひざ痛」の解釈につながっていきました。
足裏三点で床をつかむ
バレエの世界の人にとっては当たり前のポアント(トゥシューズ)入門の足裏筋肉トレーニングです。
「足裏三点で床を踏む」といい、
これは足裏のアーチを作るトレーニングでもあります。
足裏三点とは次の三つです。
・拇趾球
・小趾球
・かかと
アーチのない足にとっては何をどうすればいいのか分からなくなるほどのトレーニングです。
足の指を曲げずにMTP関節からだけで曲げて土踏まずを上にあげるというのです。
MTP関節
手でそれをやってみたのが次の写真です。
足裏のアーチを高く上げる力が高く跳ぶためのバネとなります。
その安定した筋肉がケガを防ぎます。
⇒足裏のばねは「美脚」「美尻」の要(かなめ)となるわけ(ダンスな会)
バレエでの足の形
バレエでは足の甲から先の形が3通りあります。
・フレックス
足首が90度くらいに曲がった状態
・ドゥミポワント
足首は伸びているが指は曲がっている状態
・ポアント
足首、指ともに伸びている状態
この図を横にしてこれを立位の姿勢にしてみてください。
フレックスは普通の立位の姿勢。
ドゥミポワントはつま先立ちです。
ポアントはジャンプをしたときの空中での足です。
本来の人間の足裏の筋肉の機能としてあるものなのですが、弱ってしまい足裏のアーチが落ちてしまうのです。
ドゥミポワントで使う筋肉
下の図で分かるようにドゥミポワントはハイヒールを履く時の甲と同じです。
甲がしっかり出てアーチが高くなっています。
同じですね。
これは「ウィンドラスメカニズム(巻き上げ機構)」とも関連します。
⇒ウインドラスメカニズム(ウインドラス機構)について
⇒なぜ足趾を曲げてはいけないのか。ウィンドラスメカニズムについて
かかとを上げて甲を上げるほど足裏の縦アーチを高くできるのです。
(踵足を前足部に近づけ、縦アーチを高くする)
歩行時にもこの形になる時がありますが、
ほとんどの人が足趾の裏で蹴る前に、次の一歩が出てしまい、足裏全体でのペタペタ歩きになってしまうというわけです。
足趾の腹で蹴っていないから起きる症状
浮指
巻き爪
ふくらはぎが張る
開帳足
足首が太い
太もも前が張る
血行が悪い(爪の色が悪い)
ご自身を確認してみましょう。
バレエで作る足や脚はとても参考になります。
足の筋肉を鍛えればこその素晴らしいダンスの技。
HIPHOPにも基礎としてヒールアンドトゥの動きがありますね。
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