片脚ジャンプをしてみましょう
片足だけでつま先ジャンプをしてみましょう。
ただし気をつけてやってください。
着地する時につま先でおりられましたか?
かかとはつきませんでしたか?
何回ジャンプできましたか?
両足跳びならなんとかできても片足だと結構きつくないですか?
足裏のアーチはあるかがわかる
実はこれ、足裏のアーチがあるかどうかのテストなのです。
「久しぶりにジャンプをしてみたらできないことに気付いた!」
と いう方がいます。
20代にはわからないかもしれませんが、
30代後半あたりからは「アレ?」が始まります。
個人差が出てくるのもここらあたりからです。
40代ではお肌のほうに気持ちが向いてしまいがちですが、
50代になると体力的にはましだと思っていても、ちょっと油断をするとすぐに筋力が落ちています。
60代、70代・・・となるとひざや股関節に痛みが出てきてジャンプどころではなくなってるかもしれません。
何かが起きているかもしれません。
足裏に何が起きている?
足底腱膜炎
片脚ジャンプをやってみて急にやって足裏が痛くなった人がいるかもしれません。
それが足底腱膜炎です。
朝起きた時の第一歩が痛い・・・
という人はほぼ間違いなく足裏にある足底腱膜(足底筋膜)が硬くなっています。
足底腱膜炎
足裏のアーチが落ちてきてしまった土踏まずのない偏平足(へんぺいそく)では、一番底にある足底腱膜(足底筋膜)がいつも引き延ばされたような状態になり硬くなるのです
足底腱膜がかかとの骨に付着する部位は後述しますが弱いので痛みがでやすいのです。
足裏のアーチと足底腱膜との関係
足裏のアーチと足底腱膜には密接な関係があります。
足裏のアーチがあることでランニングやジャンプといった動作の衝撃を緩和できます。
そのアーチが落ちてしまうと衝撃が直接足底腱膜にかかってしまうのです。
アキレス腱と足底腱膜がつながっていた部分は弱い
実はこの足底腱膜。元はアキレス腱とつながっていたのです。
赤ちゃんの頃はアキレス腱が足裏の指先のほうまでつながっています。
4歳でもまだつながっていて、成長とともにかかとのところでこの二つは分かれるのです。
二足歩行をするとかかとの骨が発達します。
その発達した骨がつながっていた部分を切断し、切れた部分は骨に吸収されていきます。
だからこの足底腱膜とかかとの骨とのつなぎ目は弱いそうです。
足底腱膜がピーンと張った状態に衝撃が加わると炎症を起こしやすくなるのです。
骨が棘(とげ)となる
さらに症状が進むと
かかとの骨がのびようとして骨化し棘(とげ)ができます。それが「骨棘(こつきょく)」です。
これが痛みを引き起こします。
下の写真の赤丸で囲った部分に棘が見えますね。
ふくらはぎが硬くても足裏は痛む
足裏が使えていないからふくらはぎの筋肉も硬くなるわけなのですが、
逆で考えてみると
ふくらはぎが硬い
→アキレス腱がいつも上に引っ張られる
→かかとの骨も引っ張られる
→骨とつながる足底腱膜も引っ張られる
→足裏が痛い
という流れにもなるのです。
足底腱膜炎チェック事項
足底腱膜炎で痛くなるところをチェック
足底腱膜炎で痛くなるところは3部位です。
・かかと前方
・土踏まず
・母趾の付け根
いつ痛むかをチェック
いつ痛むか?
・起床時の一歩が痛い
・長時間座った後の一歩が痛い
原因を考える
原因
・偏平足
・ハイアーチ(足首の柔軟性がない場合に多い)
・肥満
・加齢
・長時間の歩行、立ち仕事
・スポーツで足を酷使している
当てはまるものがありましたか?
安心してください。
足底腱膜炎はストレッチをしっかりすれば治ります。そして自らバネとなる動きを行うようにしていくと自然に緩解します。
痛みを引き起こさないように何も行わないでいる方が良くないのですよ。
足裏アーチがあるかないかをみるもう一つの方法です。
足指を曲げると(ぐーにする)とかんせつの骨が3個以上出ますか?
下の写真の赤丸で囲んだところです。
出ない人は足裏を丸める力の弱い人です。
足指を丸めるのとは違いますから気をつけましょう。
足裏を鍛えるのにおススメの方法を紹介している記事があるのでよろしければご覧ください。
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