股関節を内転させる筋肉⑤薄筋とお腹痩せできない理由
こんにちは。
きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。
股関節を内転させる筋肉は「お腹痩せ」と密接に関係します。
股関節を内転させる筋肉のすべてはこちら
前回
①大内転筋
②長内転筋
③短内転筋
④恥骨筋
まで一気に書きました。
今回は内転最後の⑤薄筋です。
薄筋は屈曲、伸展、外転では出てきませんでしたね。
⑤薄筋
薄筋は股関節と膝関節をまたぐ二関節筋です。だから膝を内旋および、屈曲する動作にも関わります。
・正座をする
・まっすぐな線の上を歩く
・足を交差させる
といった日常動作での動きの他に
・サッカーでのサイドキック
・ハードルのまたぐ動作
・乗馬で馬を足ではさむ動作
このようにスポーツにおける動作においてもそのパワーは必要不可欠です。
股関節を内転させる筋肉は腰の回転に影響する
そもそも股関節の内転とは
「股関節外転の状態から脚を閉じる動作」のことです。
太ももを引きつけて閉じる動作で働く筋肉は、「腰の回転」にも影響するというのです。
するとここで疑問が生まれます。
腰の回転って?
ゴルフのコーチに「腰を回してー」と。
テニスのコーチに「腕ふりダメ。腰でねー」と。
しかし、実際には腰の骨(腰椎)はほとんど回旋しません。たったの5度しか左右に回旋しないのです。
体をひねる動作で、実際回すのが得意なのは[首の骨(頸椎)】や[胸の骨(胸椎)]です。
そして
腰の骨を動かすため、骨盤を回すために必要な筋肉は
[殿筋群]や今まで説明してきた[内転筋群]となるわけです。
つまり、「腰を回す」際に最も大切な筋肉は、骨盤と太ももの骨をつないで、お尻や内ももにあるということなのです。
骨盤が回り、腰椎はそれについていき、少し遅れて今度は外腹斜筋などの力で胸椎が回るので、下半身の回旋と上半身の回旋には時間差が出てくるわけです。
お腹痩せできないのは
腹直筋(シックスパックで有名)だけを鍛えてもウエストは細くならないのです。
斜めに走っている外腹斜筋や内腹斜筋などお腹を回旋させる運動をしていくと女性の場合ウエストがくびれてくるのです。
お腹が気になってきたとき、
お尻の力は?
内転する力は?
同時に弱ってきているのではないですか。
腰椎過前弯(反り腰)の人が腰を反らせたまま回旋すると必ず腰に痛みがきます。
しかしお腹に少し力を入れて回旋させるだけで腰に痛みが来ない場合が多いですよ。
おすすめは「ボックス」。
しっかり上半身もひねってかっこよく速く大きくていねいに踊ることに専念する!
お尻や内太ももを動かすことは腰を回転させることに繋がり、ウエストを細くしていくのです。
次回から股関節の外旋です。これはO脚には必須です!
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