ヨガでいう足のバンダとは?
体を動かしている時に足はどうしてる?
運動の本や筋肉づくりの本を読むたびにずっと考えていました。
足裏は?足の指は?どんなふうに動かすのが正しいのか?
重心の移動の順番はわかっても、足裏の筋肉の使い方、足指の使い方を教えてもらったことはありません。
足指は曲げてはいけない
足指は曲げて使うものではないのです。
足指の腹は伸びているものなのです。
どの爪も上を向いているのがいいのです。
足の親指も小指も外に開く力が必要です。
そして足裏のアーチがあること。
足裏にバネがあるということです。
調べに調べてこれが本来あるべき足の力なのだと理解しやすくしてくれたのが、ヨガの「足のバンダ」です。
これはヨガの時だけでなく、普段から意識してやってみるだけで足首が締まるというすぐれものです。
足のバンダの作り方
「バンダ」とはサンスクリット語で「閉じ込める」もしくは「縛る」を意味します。まさしくBANDです。
バンダは”丹田”、”インナーマッスル”、”コアマッスル”といった深層筋に通じるものとつながります。
基本的に喉・腹部・肛門の三カ所を引き締めるということになるのです。
やってみましょう。
立っている状態で、足の指を上に反らせます。
すると、土踏まずが引きあがります。
これは「ウインドラスメカニズム」です。
実は足裏のアーチが一番高くなるのがこの形。
⇒なぜ足趾を曲げてはいけないのか。ウィンドラスメカニズムについて
そして、そのアーチの高さを維持したまま、足の指を下ろします。
足首全体が緊張して締まっているのがわかりますか?
足裏がしっかりするとO脚やX脚、XO脚を予防することにもなります。
外反足や内反足になりにくい
しっかり締まっていると次のような足首にはなりにくいのです。
外反足=回内、足部が外がえしになり、縦のアーチが低くなる
内反足=回外、足部が内がえしになり、縦のアーチが高くなる (参考 ケンダル)
この二つはくせものです。O脚やX脚の入り口となっていきます。
「足のバンダ」を作ってみるとわかるのですが、若干重心がかかとの方に移動します。
そして、その姿勢を維持するために足首だけでなく、上にも書いた喉・腹部・肛門も締まっていくのがわかるでしょう。
足のバンダをつくるだけで、普段だれっとしているところが締まっていく。
立っている時にこの「足のバンダ」で立つだけで、ゆるみがちな下半身を締めていくことができるのです。
立位での運動において、私のところでは「足のバンダ」を基本にし、アーチを意識するようにしています。
偏平足や開帳足、浮き指、外反母趾、内反小趾などほぼすべての足の障害は、この足裏の筋力低下、アーチの消失によるものです。まずは「足のバンダ」を作ることからはじめましょう。
そしてハイヒール(ヒールのある靴)を履くにあたって、足裏の筋肉はとても重要です。いつまでも素敵に履くためにも鍛えておきたいものです。
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