ヨガの「足のバンダ」を知っていれば立っているだけで締まります
正しい姿勢を論じている書物やサイトは山のようにあふれています。
こうなるように頑張るのですが、ちょっと気を抜くとすぐに崩れてしまう。
よい姿勢でいようと思う事すら忘れてしまう。
そしていつの間にかびっくりするくらい年老いた姿勢に変わってしまっていた・・・なんてことないですか?
お顔だけならお化粧や、今はやりの写真アプリで加工して、いくらでも若返ることが出来ます。
良い姿勢を一瞬保つことくらいならなんとか・・・。
それでいいですか?
動いているところなど、日常誰も撮影してはくれないので、どう変化しているなどわからない
自分のからだが変化してきたことにいやおうなしに気付かされること。
女性なら「尿漏れ」かもしれません。
外から見て何も変化がないようでも自分の中での不安感が半端ないようです。
「抜け毛」の多さにも不安が増すでしょう。
でもこれらは自分でわかる変化です。
こんなことがあります。
エスカレーターでは、関東は右側を速く移動したいひとのために開けています。(本当は乗っている間は動いてはいけないようですが、慣習として)
時折、どう考えても歩くのが遅い人が右側を使われている時があります。危ないなあと思うほど。でも本人は遅いとは思っていないのでしょう。後ろにずら~っと列がつながっていることにも気が付いていない。
エスカレーターを降りる時も危ないです。あまりに歩くのが遅くて次の人がぶつかりそうになる。
でも本人は気が付いていないのかもしれない。自分の歩行が変わってきたことに。
自分の変化に気が付くのが早いほど、元に戻るのも早い
気が付いたらあとはやるだけ。
びっくりするような変化があらわれます。
そもそも良い姿勢を維持する筋肉が落ちてきてしまっているわけだし、使っていない神経はうまく働かなくなってしまいますから、まず動かしてやるってことが大事です。
どこをどのように動かすと効果的なのかは、ひとによって違うのです。
そして
たいへん!
高齢者でなくてもごろごろしていたらまずいんじゃないか。
筋肉の減少は30歳前後から
筋肉および体脂肪
加齢によって、筋肉組織の量(筋肉量)と筋力が減少する傾向があります。この過程を筋肉減少症といい、文字通り筋肉の喪失を意味します。筋肉量の減少は30歳前後から始まり、生涯続きます。75歳までに、筋肉量は一般に若い頃の半分になります。筋肉量の減少は、おそらく筋肉をあまり使わなくなり、筋肉が縮んでいくために起こります。また、筋肉の発達を刺激する成長ホルモンとテストステロンの量が減少します。速筋線維の方が遅筋線維より多く失われるため、筋肉は素早く収縮できなくなります。筋肉を強くするための定期的な運動により、筋肉量と筋力の減少をある程度抑え、その進行を大幅に遅らせることができます。筋力を鍛える運動では、重力(腹筋運動や腕立て伏せ)、体重、ゴムバンドの負荷に対抗して筋肉を収縮させます。このような運動を定期的に行えば、運動していなかった人でも筋肉量と筋力を増強することができます。反対に、病気で安静にしているときのように運動をしないでいると、筋肉は大幅に衰えていきます。運動しない間に、高齢者では若い人に比べ急速に筋肉量と筋力が減少します。たとえば、1日安静にしたときに失われる筋肉量を補うために、最大2週間の運動が必要です。出典 メルクマニュアル
特に大きな器具はいらない。やればいいってこと。
体脂肪は若いころの2倍になり、胴の形が変わる
75歳までに、体脂肪率は一般的に若い頃の2倍になります。体脂肪が多すぎると、糖尿病など健康上の問題が生じるリスクが増加することがあります。脂肪の分布も変化し、胴の形が変わります。健康的な食事と定期的な運動は、高齢者の体脂肪が増えすぎるのを防止するのに有用です。出典 メルクマニュアル
胴の形、お尻の形。確かに変わってきます。
立位の姿勢での足裏
上の絵をよく見てください。
どこの筋肉が弱くても、全体重を受け止めてくれているのは
「足裏」です
重心が前だったり後ろだったり、右だったり左だったり、そうやってバランスが崩れてしまうのも足裏に続く筋肉の衰えが原因の場合が多いのです。
足のバンダ
特にヨガを極めているわけではありませんが、
体幹を鍛える運動や筋トレのメニューの中にヨガに似たものがたくさんあることに気付いていたのですが、
足裏の使い方を解剖学や運動学から考えあわせていると、
ヨガの「足のバンダ」にたどりつきました。
「バンダ」とはサンスクリット語で「閉じ込める」もしくは「縛る」を意味します。バンダでは、体の中にエネルギーを「閉じ込める」ために筋肉群を収縮させます。相反する筋肉同士を締め付けることでロック状態を作りだし、神経の伝達に刺激を与え、体の中のエネルギーセンターであるチャクラを活性化させます。古典的には3つの有名なバンダがあるのですが、足のバンダもあるのですよ。「BAND」ですね。
足趾を上に反らせます。
すると、土踏まずが引きあがりますね。これは以前記事で書いた「ウインドラズメカニズム」で起きる事。簡単にいえばつま先立ちになると、足底腱膜が引っ張られ、内側縦アーチ(土踏まず)を高くするというメカニズムが足にはあるのです。
そして、そのアーチの高さを維持したまま、足趾を下ろします。モデルでは足趾がちょっと曲がっちゃってますがダメですよ。足趾はまっすぐのびたままです。
そうすると足首全体が緊張するのがわかります。この時緊張しているのが、アーチを支持している筋肉で下腿に多く感じると思いますが、それだけではないですね。
ひざの上、お尻の下側など普段だれっとしているところを使っているのがわかりますか?
立っている時にこの「足のバンダ」で立つだけで、ゆるみがちな下半身を締めていくことができるのです。
バレエのあの足につながる足のバンダ
ぜひとも一度やってみてください。
この「足のバンダ」がバレエでのあの足の使い方につながっています。
細くしなやかな筋肉のある脚を目指すならこの使い方です。
ところが母趾が曲がっているとこの力が発揮できないのです。
正しい位置に母趾があれば、母趾が屈曲して床を押さえつけてくれるのです
立っているだけでも筋肉を使える!
母趾が正しい位置にないのであればこのようなシリコンを使うのもおすすめです。
正しい立ち方を若い人ほど知っておいてほしいです。
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